柏原高校少林寺拳法部1年の畑絢心さんと細見舞羽さんがこのほど、奈良県宇陀市で行われた第40回近畿大会の規定単独演武の部で好成績を収め、全国大会への出場を決めた。畑さんは「力まず、体をしなやかに動かすことを意識して臨みたい。目標は予選突破」と意気込み、細見さんは「大会までにしっかりと課題と向き合い、近畿大会のときより、少しでもうまくなって大舞台に立ちたい」と気合を入れている。全国大会は、24~26日、香川県善通寺市で行われる。
2人は、4級以下が出場する規定単独演武の部に出場。男子は14人が、女子は21人がエントリーし、男女共に上位12人が獲得できる全国行きの切符を奪い合った。
畑さんは、気合を入れた際の声の大きさと体を大きく動かすことを意識し4位に入賞。細見さんは、自信がなかったスピードや技の切れを改善するため、顧問や先輩からのアドバイスを熱心に取り入れて挑み、11位で滑り込んだ。
昨秋、姫路市であった県大会では、共に4位の成績で近畿大会へと駒を進めた。
2人は春日中出身で、吹奏楽部に所属していた。畑さんはアルトサックスを、細見さんはトランペットを担当。柏原高校で少林寺拳法と出合い、大きな声で気合を入れるところや素早く切れのある形のかっこ良さに魅力を感じて入部した。