柏原高校美術部(10人)が、丹波の森公苑(柏原町柏原)展示ギャラリーで作品展「陽だまり」を開いている(7月開催済)。恒例の作品展だが、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催ができず、今回は2年分をまとめて展示している。コロナ禍の制約の中でこつこつと作品制作に励んできた部員たちが絵画や塑像など力作22点を展示している。7月25日午後2時まで。月曜休館。
油彩、水彩、染色、デッサン、版画、塑像などさまざまなジャンルの作品が並ぶ。
絵画では、自画像や窓辺で眠るクラスメートの女子生徒、農業を終えて一服する祖父の様子などを、繊細で情感たっぷりに描いている。
染色作品では、沖縄の伝統的な染色技法「紅型」を用いて、ペットのセキセイインコをモチーフに、花や紅型の模様を取り入れてカラフルに仕上げた作品などが飾られている。
作品をより理解してもらおうと、それぞれの作品には作者のコメントを添えている。
部長の谷川望実さん(3年)=氷上中出身=は、「いろんなジャンルがそろった作品展。部員それぞれの個性を見てほしい。2年分まとめての展示となったので、昨年と今年の作品を比較して見ることで、部員の成長ぶりも感じてもらえるのでは」と話している。