2020年12月29日(火) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 

 「第39回県高校少林寺拳法新人大会」がこのほど、三田松聖高校で開かれ、柏原1年の永井杏さん(市島中出身)と嶋津知香さん(丹南中出身)のペアが女子規定組演武の部で、同じく1年の松原史織さん(山南中出身)が女子規定単独演武の部でそれぞれ頂点に輝き、全国大会への切符を手にした。3人は、「県大会で見つかった課題を克服し、より技の精度、型の美しさに磨きを掛けて挑みたい」と気合を入れている。全国大会は、3月26~28日、香川県で開催される。

 3人は共に高校に入ってから拳士となり、キャリアは浅いものの、真面目に修練を重ねてきた努力が実を結んだ。「5人の審査員が目に入らないくらい、自分たちの演武の世界に没入できた」と県大会を振り返った。
 永井さんと嶋津さんのペアが出場した規定組演武の部には9組が出場。永井さんは「緊張しやすい嶋津さんを励ましていたら緊張する間もなく本番に突入した。おかげで全く緊張せずに伸び伸びと演武ができた」とほほ笑み、嶋津さんは「『アー
ッ』と出した自分の声に自分が驚くほど大きな声が出た。それで気合が入り、緊張を吹っ飛ばせた」と笑う。
 6人が出場した規定単独演武の部に出場した松原さんも「緊張でガチガチだったけれど、『アーッ』と大きな声で気合を入れると、体の無駄な力が抜け、練習通りに演武ができた」と振り返り、来春の大舞台に向け、「全国大会ではレベルの高い黒帯選手が多数出場する。有段者の演武をしっかり見て学びたい」と声を弾ませた。

県少林寺拳法新人大会で優勝した永井さん、嶋津さん、松原さん(左から)=柏原町東奥で

(丹波新聞)

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