新型コロナウイルスによる行動制限の中、柏原高校に入学しました。マスク着用で友だちの顔が半分しか見えず、学校行事も縮小開催。何か不完全燃焼の日々を過ごしてきました。
そんな生活の変化の兆しが見えたのは、2年生11月の沖縄への修学旅行です。中学時代に満足な修学旅行ができなかった私たちは、思い出がぎっしりと詰まった3泊4日を過ごしました。
最後の体育大会では、各クラスが心を一つに素晴らしい応援を披露し、競技でも熱い勝負を繰り広げました。文化発表会では、やり終えた時の喜びや達成感は大変大きく、クラスの絆がより一層深まりました。
部活動は、つらい練習も、今となっては良い思い出です。そう思えるのは、最高の仲間がいたからです。共に高め合った3年間は、私の宝物になりました。
本格的に進路を考えなければならなくなった時、私たちを支えてくださったのは、先生方でした。どこを受験するか迷っていた私たちが、どれほど救われ、頑張ろうという気持ちになれたことか、感謝の気持ちでいっぱいです。
お父さん、お母さん。私たちを支えてくださったおかげで、無事に卒業の日を迎えることができました。今の私たちの姿はどう目に映っているでしょうか。今までありがとう。これからもずっと見守っていてください。
同級生のみんな、さまざまなことがありましたね。行事や部活動で一緒に汗を流したことも、授業で一緒に議論したことも、何げない普段の会話も、どれも良い思い出です。この学校で出会い、日々を過ごし、みんなと友だちになれたことを、心からうれしく思います。この友情は、この先ずっと消えることのない財産です。本当にありがとう。
高校生活が終わりを迎えようとしています。当たり前の日々が、終わりになってしまうと思うと、とても寂しく思います。それでも、それぞれの道を歩んでいかなければなりません。柏高生であったことに誇りを持って、一歩一歩進んでいきたいと思います。