2023年12月29日(金) | by 本部サイト編集 コメントする

 柏原高校書道部の谷垣結心さん(2年、春日中出身)の作品が、「県高等学校総合文化祭書道展」(県教育委員会など主催)で最高賞の「全国総文推薦賞」に輝いた。来年8月に岐阜県で開かれる“文化部のインターハイ”と呼ばれる「全国総合文化祭」に出品する権利を得た。「去年は特選だったので、それを越える成績を、と思っていたけれど、まさか全国総文推薦賞がもらえるなんて」と驚いている。
 県内93校から333点の応募があり、うち11点に同賞が与えられた。
 唐の皇帝、玄宗の隷書作品「石台孝経」を臨書した。半切(横35cm×縦135cmほど)に40字以上を8行にわたって書き、400字以上を書き連ねた。
 これまで楷書を中心に書いてきたため、隷書独特の筆運びに苦労した。はねや払いなどが力強い字があり、全体のバランスを考えながら表現した。

書道作品が全国総文に柏高2年谷垣結心さん 文化部の〝インターハイ〟へ
県高等学校総合文化祭書道展で「全国総文推薦賞」に輝いた谷垣さん=柏原町東奥で

1行を書くのに40分以上かけ、計10時間ほどかけて仕上げた。夏休み中に集中して練習し、夏の終わりに清書できた。
 黒井小4年時に、書道教室に通い始めた。書きたいと思う字を、自分なりに追求して書くことが書道の魅力と語り、「納得いくまで集中し、書けたときの達成感がある」と話す。
 全国総合文化祭に出品する作品は、より大きな2尺8尺(横60cm×縦240cmほど)の紙に書く予定。「全国に出せるので楽しみ。もっと良い作品が書けるように頑張りたい」と意気込んでいる。
 また、同書道展と並行して応募した国際高校生選抜書展(書の甲子園)では、秀作賞に選ばれた。応募1万611点から、200点が同賞に入った。

書道作品が全国総文に柏高2年谷垣結心さん 文化部の〝インターハイ〟へ
「全国総文推薦賞」に輝いた谷垣さんの作品

(丹波新聞)

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