2023年9月05日(火) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 不思議な実験などが楽しめるブースが並んだ「青少年のための科学の祭典 丹波会場大会」(同実行委員会など主催)が7月30日、丹波ゆめタウンポップアップホールで開かれた。丹波地域の高校の理科系クラブのほか、学校教諭らが計20以上のブースを設け、来場者は楽しみながら次々に巡っていた。

 柏原高校理科部は3つのブースを出展。大気圧の不思議を伝えるコーナーでは、空き缶に少量の水を入れ、カセットコンロで加熱。沸騰させた後、空き缶の口を下にして水槽に入れると、一気に缶がつぶれた。
 担当した生徒は、「缶の中の水を沸騰させると水蒸気になり、缶の中にあった空気を追い出す。その状態で缶を冷やすと、水蒸気が水に戻る。そうすると缶の中は真空に近い状態になり、外の大気の圧力がかかって缶がつぶれる」などと分かりやすく説明していた。
 同部の石田大翔さん(2年)は、「理科の学習も大事だけれど、子どもたちに楽しさを教えるのも大切ですね」と話していた。

(丹波新聞)

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