2021年7月05日(月) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

柏原高校3年生の授業「フードデザイン」を選択している生徒(6人)が27日、フレンチシェフから身近な食材を使った本格的なフランス料理を教わった。焼き方の手順を守ることで、格段においしく仕上がるプロの技を目の当たりにした生徒たち。調理を終え、待ちに待った試食会で自分たちがこしらえた料理をほおばると、「おいしいー」と目を丸くし、感嘆の声を上げていた。
 昨年末までル・クロ丹波邸(柏原町柏原)の料理長を務め、6月下旬に大阪・阿倍野でフレンチレストランを開店する時松稔さん(45)=大阪市=を講師に迎え、▽鶏もも肉のソテーバターライス添え▽丹波黒豆のプリン―の2品を教わった。
 鶏もも肉を焼く際、「皮をしっかり広げ、皮目から中―弱火で焼く。ひっくり返したら1分ほどで火を止め、あとは余熱で仕上げる。そうすることで焼き目は美しく、皮はパリッと香ばしく、中はふんわりジューシーに仕上がる。焼き過ぎると肉汁が抜けてしまい、ぱさぱさの食感となり、風味も悪くなる」と説明。「立体的に盛り付けることで、おしゃれで、より一層おいしそうにも見える」とこつを伝えていた。
 楽しげに取り組んでいた渡辺優里さん(市島中出身)は、「焼き方ひとつでおいしさに大きな違いが出ることを知った。管理栄養士を目指しているので、今日の学びを生かしたい」と笑顔を見せていた。

(丹波新聞)

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