2012年9月11日(火) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 柏原高等女学校の昭和9年(1934)の講堂完成記念風呂敷が柏原高校に寄せられた。香川県の古物収集愛好家宅から出てきたもの。柏陵会館の資料室で展示する。
 紫色の風呂敷で、「講堂新築落成記念 兵庫縣立柏原高等女學校」と記され、校章も入っている。香川県三豊(みとよ)市の真鍋圭哲さん(60)から送られてきた。

柏原高女風呂敷

 真鍋さんによると、たんすの整理中に発見。親族に柏原高女の関係者はなく、古物収集が趣味だった父親が手に入れたものだろうという。「自分が持っていても意味はなく、柏原高校で展示されてこそ価値がある」と話している。
 柏原高女の講堂は、柏原藩校崇広館の跡地で、現在、県柏原総合庁舎敷地の一角に建設された。木造スレート瓦葺で約280平方㍍の規模。同年10日10日に落成式と記念講演「非常時に於ける我が国婦人の美徳を思う」が開かれた。

丹波新聞より)

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