2025年3月27日(木) | by 本部サイト編集 コメントする

 柏原高校美術部にゆかりがある3人による作品展「3人展」が、丹波の森公苑(柏原町柏原)で開かれている。個性豊かな表現方法で仕上げた作品を展示している。30日まで。午前9時~午後5時(最終日は4時まで)。入場無料。
 高校非常勤講師の荒木孝典さん(春日町広瀬)と堂東由佳さん(氷上町上成松)、柏原高美術部出身の森山菊野さん(奈良県)が展示。柏原高で荒木さんは堂東さんを、堂東さんは森山さんを指導した。
 荒木さんはオブジェ9点のほか、場所や空間などを作品として表現するアート「インスタレーション」1点を展示。パレスチナの詩人、リアフト・アライールの詩「もし私が死ななければならないのなら」を作品で表現した。
 堂東さんは、版画の一つ「シルクスクリーン」など8作品を展示。青写真とも呼ばれる「サイアノタイプ」の作品もあり、色鮮やかな青色が目を引く。
 森山さんは、油彩画など12点を展示。花をモチーフにした作品が多く、華やかな雰囲気が来場者を楽しませている。
 荒木さんは「詩に出合い、作らざるを得ない思いになった。詩と作品の両方を鑑賞してもらえたら」、堂東さんは「世代は違うが、同じ場所で学んだ3人。それでも作品は全く違う。そういう面白さを感じている」と話している。

(丹波新聞)

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