柏原高校の生徒が1年間をかけて取り組んだ探究活動の成果を発表する「地域課題から世界を考える日」が1月30日、同校で開かれた。それぞれが設けたテーマをもとに個人やグループで研究成果を披露。テーマの現状を把握し、仮説を立てたり、時には関連する人物に取材をしたり、文献に当たったりと、あらゆる方法で考察した結果を伝えた。
ポスターでの発表や、代表者によるステージ発表を行った。「なぜ日本のアニメは国境を超えて愛されるのか」「筋肉をつけるには」など、バラエティーに富んだ研究テーマがあった。
「プラごみの行方」と題しステージ発表した1年生の班は、丹波市のプラごみについて考察。市環境課に問い合わせたり、丹波新聞の記事を参考にしたりした。
まず、市のプラごみのリサイクル率は68%で、その全てがプラ製品の原料として再利用する「マテリアルリサイクル」をしていることを知ったとした。
リサイクルされていない32%を調べると、分別されずに入っているプラごみ以外のごみや、汚れたプラごみが入っていたことが分かり、「きれいにすればリサイクルできるごみがある」とした。
研究から得られたこととして、「プラごみが汚れていることでリサイクルできなかったり、リサイクルできるはずのプラごみが燃える用ごみ袋に入っている」ことをあげ、これらの解決が課題と発表した。
