2023年4月13日(木) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 柏原高校書道部(白髭歩和里部長)が1日、世界平和を願い全国42会場で行われた平和揮ごうに参加し、石龕寺で奉納書道パフォーマンスをした。2.5m×5mの紙の中央に「天下泰平」と大書し、「世界中が笑顔に包まれるように」「穏やかな日常が当たり前と見える。それが『平和』」としたためた。
 聖徳太子が作ったとされる「十七条憲法」の和の精神を国内外に発信する任意団体「和プロジェクトTAISHI」(事務局・名古屋市)の事業に協賛した。

 本堂前の石畳の広場に紙を広げ、部員7人で書いた。文案は、新2年生全員で考えた。深田隼佑さん(2年)は「ロシアのウクライナ侵攻で、平和の大切さを改めて知った。世界中で苦しんでいる人が笑顔に包まれるよう、筆に願いを込めた」とあいさつ。廣瀬有寿さん(同)は、「楽しく書けた。校外で書道パフォーマンスをするのは初めてだったけれど、新鮮な気持ち。今後も機会があれば」と貴重な体験を喜んでいた。
 堀井隆洋住職(55)は「若い生徒のためにも、和の心を持ち続けることが大事と、大人が肝に銘じなければ。書はお寺に納めさせてもらう」と話していた。
 聖徳太子が開基と伝わる同寺で、同活動は6年目。今回初めて高校生が揮ごう。書家の向井琢美さんも揮ごうした。
 浅草寺(東京)、延暦寺(滋賀)、四天王寺(大阪)、法隆寺(奈良)などでも行われた。

柏原高校書道部が参加し「天下泰平」などと奉納揮ごうした「和プロジェクト」

(丹波新聞)

コメントをどうぞ


CAPTCHA