丹波市内3高校の生徒有志でつくる「高校生が創る丹波の未来への架け橋プロジェクト」が8日、氷上西高でランタンの試験点灯をし、12月18日の本番に向けた課題を洗い出した。ランタンをつるす構造材の補強が必要なことなどが分かった。
芦田集学校(旧芦田小学校)を運営する「リングロー」社、芦田地区自治振興会などと共催し、芦田集学校(青垣町田井縄)で「芦田ふれあいランタンフェス」(午前10時~午後6時)を開く。午後5時にランチルーム(11m×13m)に明かりをともす。頭上を500個、足元を200個のランタンで彩る。
試験点灯では、木の柱を4本立てて対角線上に針金を張り、ソケット付きの電線をはわせた。ランタンを取り付けると重みで柱が傾き、針金がたわみ、頭上に設置したランタンが顔の高さまで垂れ下がった。垂れ下がりにくくするために、構造材を補強し、「針金の代わりにロープを使おう」などと相談。また、氷上西高から旧芦田小まで車で機材を運ぶのに、地域の大人の協力を得ようと話し合った。
ランタン担当の臼井一晟君(氷上西3年)は、「ランタンをつるせたのは良かった。不安だけれど、ここまで来たらやれることをやりたい」と言い、ステージイベント担当の山本心南さん(柏原2年)は、「今日出たたくさんの問題点を解消し、お客さんに楽しんでもらえるようにしたい」と気を引き締めていた。
イベント来場者と、午後4時までペットボトルでランタンを作り、会場に並べる。