2022年12月03日(土) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

  藤本さんが後衛、谷垣さんが前衛。丹有大会で優勝して県大会に駒を進めた。
 県内各地の地区大会を勝ち上がった120ペアが出場。第1試合は神戸学院と対戦し、セットカウント4-0のストレートで快勝。藤本さんがコースを突いたレシーブで相手を揺さぶると、谷垣さんが甘い返球を見逃さず、スマッシュやボレーで仕留め、ポイントを重ねた。
 第2試合の夢野台戦もセットカウント4-2で制したが、「消極的なプレーが目立った」と谷垣さん。顧問からも思い切ったプレーができていないことに喝を入れられた。
 近畿行きの切符が掛かった第3試合は洲本と対戦。「ここまで来たら、みんな強い。気を許したら負け。最初から強気で」と気合を入れる藤本さん。相方の谷垣さんも、顧問からの“闘魂注入”で気力がみなぎり、広範囲に積極的に動いてポイントを奪い、試合の流れを引き寄せた。藤本さんも相手が攻撃しにくい深いレシーブを心掛け、さらには左右に打ち込んでミスを誘った。これらの作戦が功を奏し、ストレートで勝利。念願の近畿出場を決めた。
 第4試合は、今大会で優勝した須磨学園との対決となり、全力を尽くしたもののストレート負けを喫した。
 2人は、「目標だった近畿大会出場を決めることができてうれしい。試合中は他校の丹有の選手や先生方も応援してくださり、奮起することができた」と振り返り、「近畿大会までに少し時間があるので、見つかった課題に取り組みたい。今回の経験を、来年のインターハイ出場という目標への足掛かりにしたい」と話している。
 団体戦(56校出場)でもベスト8と健闘。近畿大会出場はならなかったが、藤本・谷垣ペアはチームのエースとして貢献した。

(丹波新聞)

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