2022年11月07日(月) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 柏原高校書道部(15人)が10月19日、大きな書道作品をJR柏原駅に寄贈した。同駅に同部2年の白髭歩和里部長(和田中出身)と黒田遥香さん(氷上中出身)が訪れ、1、2年生部員有志9人がしたためた9作品を駅員の千阪保さん(64)に手渡した。早速、白髭部長が「あなたの言葉が出発地点」としたためた作品が待合室に飾られ=写真=、駅利用者の関心を誘っていた。
 「あいさつ」をテーマに自ら標語を考え、横2.4×縦1mの紙に伸びやかに筆を走らせた。カラースプレーで赤や青などの色も吹き付け、作品を際立たせている。
 白髭部長は、「駅は皆さんが出発する場所。あいさつもまた触れ合いの始まりで会話の出発点。あいさつの大切さが見た人に伝われば」とほほ笑む。
 千阪さんは、「見応えのある立派な作品。JRと地域の高校が一体となって地域活性化の取り組みをしていることを広く知ってもらえれば」と話している。9点の作品は、年内をめどに定期的に入れ替えるという。
 同校では以前から、生徒たちが駅構内や周辺で清掃のボランティアを行っている。一方、駅員も駅を利用する高校生らに対し、受験シーズンには模造紙に「がんばれ受験生!」などと書いたポスターを手作りして掲示するなど、学生たちの大切な節目を応援する取り組みを行っている。

(丹波新聞)

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