2020年2月11日(火) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 柏原高校調理部の10人が2月1日、同校で、武庫川女子大学附属中学・高校の家政部の24人と丹波の特産を使ったお菓子作りを通して交流した。調理部は白雪大納言を使ったブラウニー(生地にチョコレートを練り込んだケーキ)を、家政部は山の芋を使ったパンを焼き、互いに試食しながら会話を弾ませた。
 丹波市の特産である丹波栗、丹波黒大豆、丹波大納言小豆をPRしている丹波三宝推進協議会の畑道雄会長が講話。特産を使用することのメリットについて生徒たちに問いかけながら、地元の農家を支援することや、地域ブランドを高めることにもつながることを伝えた。
 調理実習では、柏原高調理部は昨年9月の文化祭で提供したブラウニーを調理。生徒たちにとって特産物は“年配者が好むもの”というイメージがあったといい、おしゃれなスイーツを提案したいと考案した。文化祭では100人分が完売したという。
 部長の廣瀬愛恵さん(2年)は、「白い小豆があることも知ってもらいたかった。小豆はあまり好きではなかったけれど、材料に使ったことで、おいしさに気付けた」と言い、「武庫川の子たちに丹波の特産が好きかどうか聞いてみて、これからクリや黒豆にも挑戦してみたい」と話していた。
 丹波市と武庫川女子大が包括連携協定を結んでいることなどが縁で、昨年から丹波の特産を使った「食育にかかわる共同研究」に取り組んでいる。

(丹波新聞)

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