2018年6月15日(金) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

旧制柏原中学校48回卒業生の同窓会を柏原町の「喜作」で開きました。卒業70周年と米寿の祝いを兼ねたメモリアルパーティで19人が参会、久しぶりの再会を喜び、学年全体としては最後の同窓会になりました。
私たちは太平洋戦争中の昭和18年に入学し戦後の同23年に卒業しました。入学後は山行きをして薪炭増産や学徒動員により軍需工場での作業を経験するなど、かつてない激動の時代に学生生活をともにしました。

卒業70周年と米寿記念同窓会開催 旧制柏原中48期生

卒業70周年と米寿記念同窓会開催 旧制柏原中48期生

工場動員中に敗戦になり復学すると、入学時約150人であった同級生は都市部からの転入生が激増したため約240人に膨れ上がっていました。最高学年の5年生の時、母校は創立50周年の節目、再転校などが多数あり195人が卒業。旧制中学校として学年全員が卒業したのは最後になりました。その年、学制改革により男子ばかりの旧制中学校が男女共学の高校に。65人が高校に進み3年生に編入され第1回卒業生になりました。
幹事代表の田中庸介君が「欠席者の大半が腰痛、歩行障害などの体調不良が原因。自力で参加できたことの幸せを感謝しなければならない。これからは漫然と過ごすのではなく、一日いちにちを大切に、充実感を味わいながら過ごしたい」とあいさつ。一人ずつ近況報告をしたり、校歌「麻の如くに乱れつる…」や応援歌「高鉢山に雲起こり…」を斉唱。同窓会の棹尾を飾るにふさわしく大いに語り、歌ってふれあい、最後に三本締めで閉会、名残りを惜しみつつ散会しました。
(幹事=田中庸介、横山進、鎗柄筆男、間嶋三代治、日原昶)

丹波新聞

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