米国ワシントン州に1年間長期留学した柏原高校卒業生でつくる「柏原高ケント市・オーバン市元交換留学生の会」が、「交換留学50周年記念誌」(A4判58頁)を発行。26日、同校に寄贈した。編集委員の塩見和広さん(1972年から留学、市島町中竹田)は「現役の生徒に読んでもらい、留学に興味を持ってくれたら」と話している。
63年、県と同州が姉妹提携を結び、同校はケント・メリディアン高校と姉妹校になった。1966年から交換留学が始まり、これまで柏原高から33人が留学した。
記念誌には33人の柏原高の元留学生、32人の米国の元留学生の思い出の写真や、留学時の感想や留学による人生への影響などをつづった柏原高14人、米国5人の寄稿などを掲載した。
寄贈に訪れた尾松友美さん(1990年から留学、柏原町柏原)は「留学がついこの間のことのように思い出されて懐かしい」と言い、山田亜紀子さん(2001年から留学、氷上町絹山)は「留学の1年は濃い経験だったと改めて思った」と話していた。
井上千早彦校長は「50年間脈々と受け継いできたものを大切にし、丹波から世界へチャレンジする生徒を育てたい」と話していた。
150部を発行。入手希望者は同校(0795-72-1166)。
(丹波新聞 )