2016年6月06日(月) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

5月21日(土)、柏陵会館くすのきホールにて、平成28年度本部総会が200名を超える会員の出席を得て開催され、議案のすべてを満場の拍手で承認された。
そのなか、平成27年度総会以降の1年間に叙勲を受けた会員の紹介と当日参加会員への花束贈呈が行われた。
その後、会場をポップアップホールに移して懇親会が実施され、オープニングコンサートでは、中村早希さんのピアノ伴奏による泉山民衣さん(高校56回)のサクソフォーン演奏に皆が聞き入った。
本年度は高校30回の皆さんに担当監事としてお世話になり、盛会裏に終了した。

平成28年度柏陵同窓会総会

平成28年度 本部総会

平成28年度柏陵懇親会演奏

懇親会 オープニングコンサート

 

※ 総会で紹介した叙勲受賞会員さんは次の4人

平成27年秋の叙勲

① 久下 彰さん(高校14回) 元副検事 瑞宝小綬章

1962年に検察官となり、84年から副検事。神戸区検を最初に今治、尼崎、西宮、神戸区検柏原支部などで勤務し、2006年に退職した。
都市部では覚せい剤所持、窃盗、選挙違反などを、地方では交通死亡事故などを担当することが多かった。県幹部職員の贈収賄事件や、90年に起きた神戸高塚高校の校門圧死事件にも関わった。
殺人、傷害、暴行などの事件では、被害者の気持ちを裁判官にぶつけるための努力を惜しまなかった。覚せい剤所持、スピード違反など被害者のない犯罪においても、重大な犯罪につながるという視点を持ち、常習性の立証に力を入れた。
受章に「上司がいろんな経験をつませてくれたおかげ。しんどい時もあったが、今ではたのしい思い出」と話している。【ご出席につき、花束贈呈】

② 浅野準一さん(高校14回) 元警視正 瑞宝双光章

1966年に神戸港管轄の神戸水上警察に配属になったのを最初に、主に‘交通畑’を歩み、姫路の飾磨署副署長、本部交通機動隊長などを経て、2004年に相生署長を最後に退職した。
交通機動隊長のころには、交通安全啓発や暴走族対策において、数に限りのある白バイをいかに市民の目に触れるようにパトロールすればよいか頭をひねった。白バイ隊が運転技術を競う隊内大会を企画し、隊員の家族を招待したことも。「妻や子どもたちに隊員がどんな仕事をしているか見てほしかった。大きなバイクを自由に操る隊員を尊敬していた」と笑う。
警察官だった父の頼治さんも87年に勳六等を受章。「名誉ある章をいただき光栄。二代続き感慨深い。父も喜んでくれるだろう」と話していた。

③ 大家達夫さん(高校15回) 元県警部補 瑞宝単光章

1964年に須磨署へ配属になったのを最初に宝塚、川西、柏原などで‘刑事畑’を歩み、2003年に篠山署を最後に退職した。
小学生のころから作文に書くほど憧れて刑事の道へ。「現実は甘くなかった」と笑う。最も重要な初動捜査、立証のための裏づけ捜査など事件解決には時間を要する。帰りはいつも遅く、夜中に呼び出しの電話が鳴ることも珍しくなかった。それだけに犯人逮捕など事件が解決した時には達成感とやりがいを感じた。「事件一つひとつが大変だった。小額の窃盗事件でも被害に遭った本人にすれば大変なこと。被害者の立場になって仕事をした」と話す。
受章に「自分がほとんど家にいない間、家を守ってくれた妻が取った章です」と話していた。

平成28年春の叙勲

④ 田中庸介さん(旧中48回) 学校医 瑞宝双光章

氷上町成松の出身。1964年に現在の場所で開業し、1970年から丹波 市立山南中学校の校医を務めている。学年ごとの健康診断やインフルエンザなどの流行期には、学校から欠席者の状況を把握しながら学年閉鎖するか否かの相談にも応じている。
過去には救急で学校に駆けつけたことも。体育館で部活中に生徒が集団で過呼吸症候群になったことや、体育の授業中に生徒が急性心停止で倒れたこと、ノロウイルスの感染が分かり、学校中を消毒したり、予防講話をしたことが印象に残る。
「長く続けさせてもらったことを認めていただいた。体が健康であったからこそ」と話すが、健康長寿の秘訣は、「何もしていない。運でしょうね」と笑う。

(紹介内容は「丹波新聞」記事による)

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