2014年2月17日(月) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 卒業を前にした柏原高校3年生の有志約60人が1月29、30日と2月3日、 お世話になった教室を美しくして後輩たちに引き継ごうと、7クラスある各教室内と、教室前廊下の壁に白のペンキを塗りなおした。 汚れがひどかった教室や廊下は、ぱっと日がさしたように明るくなり、 参加した3年生たちも満足そうな笑みを浮かべていた。
 3年4組担任の丹生憲一教諭の発案で、4組は夏休みに一足早く教室の壁を塗りなおした。卒業が迫ると、他のクラスにも気運が広がり、全クラスが実施することに。すでに進路が決まっている生徒が作業に励んだ。

3年生が壁塗り

廊下の壁にていねいにペンキを塗りこむ3年生たち=柏原高校で

 当初は教室だけをする予定だったが、 廊下まで手を伸ばすことに。 ペンキを塗る前に壁の表面をきれいに拭いた後、 白のペンキを丁寧に塗りこんだ。 4組の大槻有里奈さんは、「夏休みにペンキを塗ると、明るくて授業が受けやすかった。 他のクラスにも広がり、勉強がしやすい環境になったので、後輩たちはうらやましい」と笑顔だった。
 3年生は、 大学受験などをひかえ、 1月30日から自宅学習期間に入っている。 28日に卒業式があり、 リニューアルした教室に別れを告げる。

丹波新聞より)

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