社会人野球のOBでつくる県社会人野球OB会野球指導者会が、 経験を生かし、 柏原高校硬式野球部を指導している。 指導者会のメンバーは、 「実力が伸びてきているのが目に見える」 と話している。
同校の希望で、昨年から数回指導をしており、今年最後の指導日となった24日(昨年24日)は、同会の土佐秀夫技術部長 (67) =大阪府高槻市=と、事務局の久保田八平さん(68)=加古川市=の2人が来校。 土佐さんはノンプロの新日鉄広畑 (姫路市) で2塁手としてチームの日本一に貢献。 NHKの高校野球の解説者も務めた。 久保田さんは神戸の篠崎倉庫でプレーした。
指導しているのは基本的な技術や礼儀などのマナー。 土佐さんは、 「打撃は、 下半身の使い方が一番大事。 レギュラー選手のレベルは高い。 レギュラーと控え選手の差を縮めていきたい」 と話す。 舟川大地君 (2年) は、 「打つ時の体の使い方が分かり、 打ったボールのスピードが速くなった」 と話す。 久保田さんは、 「体温計を振るように、 全身のバネを使って投げると自然に腕が振れる。 腕だけで投げない」 と助言。 エースの植田翔貴君 (2年) は、 「良い球を投げた時は誉めてもらえるので、 感覚をつかみやすい」 と話していた。
(丹波新聞より)