柏原高校コーラス部の 「第30回定期演奏会」 が10日午後2時から丹波の森公苑ホールで開かれる。(開催済) 11人と少ない部員を支えようと、 同部OB・OGでつくる 「好楽会」 との合同ステージを企画。 このほど同校で合同練習を行った。 「コーラスの楽しさを伝える機会にしたい」 と張り切っている。
同部は3年生2人、 2年生5人、 1年生4人。 普段の練習では、 大編成で歌う機会も聴く機会も少ないことから、 合唱の新しい魅力を現役部員に感じてもらうとともに、 未来の部員の小中学生ら聴衆にアピールすることで部員増強につなげる。 また、 ここ10年近く、 現役部員と好楽会が疎遠になり、 若い世代の好楽会活動への参加が少ないことから、 現役部員が卒業後、 好楽会に気軽に参加できる環境を作りたいとの願いから企画した。
同部在籍者が卒業と同時に自動的に会員になる好楽会には、 1000人近くの会員がいる。 同部を盛り立てようと、 地元のコーラス・グループで活動する会員を中心に30歳代後半から60歳代後半の有志約30人が4月から練習を重ねている。
同校での合同練習会では、 合同合唱曲のドリームズ・カム・トゥルーの 「LOVE LOVE LOVE」、 同校卒業生の浅葉卓巳さん作詞作曲の 「明日へ」 などを合わせた。 4部に分かれパートごとに練習し、 全体合唱で気になる点を繰り返した。
同部に同級生が30人いたという垣田稔会長 (66) =豊中市=は、 「リズム感が現役学生とは違って、 早い曲についていけない」 と苦笑い。 「コーラスをしてみようという機運が広がれば」 と期待する。 細見圭耶さん (3年) は、 「お腹から声を出されている感じを見習いたい。 現役部員だけの合唱とは、 迫力、 勢いが違う」 と舌を巻く。 勝岡美菜部長 (同) は、 「みなさん上手でハーモニーが美しく、 いい経験になる。 30年続いた伝統を引き継ぎつつ、 少ない人数でもできることを続けたい」 と話した。
また、 同公演の幕間で、 同部現役学生、 好楽会会員が、 小中学生に 「翼を下さい」 を教え、 舞台で共に歌う企画も予定している。 同校 (0795-72-1166)
(丹波新聞より)
懐かしく拝見しました。我々の時代も丁度今と同じ狭間のコーラス部で班員も少なく校門の脇で帰宅する班員をつかまえ練習に誘った思い出が蘇ってきました。
2年生の時に第10回好楽会を開催、好楽会の諸先輩方に助けて頂いて開催できたのも良い思い出です。
文化祭やクリスマス演奏会では他の班や他校の音楽班と合同で開催したものです。この班員の少なさが班員同士の絆を強くし楽しい思い出が多く、卒業後50年以上経過した今も親しく付き合えています。
少ない部員でより味わえない良さも有ります。是非今後とも頑張って部活動をお楽しみください。