柏原高校内にある「柏陵記念館」が今年2月、国登録有形文化財に登録されたことを受け、文化庁から届いた登録銘板の伝達式がこのほど、行われた。丹波市教育委員会の小田繁雄教育長が、同校の大西伸弘校長に青銅製の銘板(横30cm、縦21cm)を手渡した。
小田教育長は、「さらに市内の人たちに認知され、顕彰されることを願う」とあいさつ。大西校長は、「学校の歴史を語るものであり、今の生徒たちが先人の後を継いで飛躍してくれるよう願っている」と話した。
同記念館は、1897年(明治30)の建築。1980年(昭和55)から記念館として活用。現在は、カウンセリング室などとして利用している。
旧兵庫県柏原尋常中学校本館の教室と昇降口を移築改修した擬洋風建築(欧米の建築を日本の職人が見よう見まねで建てた建物)で、1941年(昭和16)と60年(同35)の2度、移築された。
(丹波新聞より)