書の甲子園の愛称で知られる「国際高校生選抜書展」(毎日新聞社など主催)で、 柏原高校書道部部長の船越麻衣さん (2年) =山南町和田=の作品が入選した。 同展には日本以外にも、 21の国や地域から1万7195点の応募があった。
作品は28日から2月2日まで、 大阪市立美術館 (大阪市天王寺区) で展示される。
船越さんは、 中国北魏時代に刻まれた銘文 「龍門造像記」 から、「龍花」の2文字を臨書した。 全紙サイズ(縦135㎝×横70㎝) の紙に、 毛先の太い筆を使って楷書体で力強く表現。 「字の勢いが大事なので、 はねや曲がるところに力を込めて書いた」 と船越さん。
入部当初、 行書や草書を好んで書いていた。 1年生の終わりごろ、 北魏時代に書かれた楷書体の文字を臨書している先輩を見て、「かっこいい。 自分も書いてみたい」 と思うようになり、 今回挑戦した。船越さんは 「先生から入選を聞いたときびっくりした。 部員からも 『おめでとう』 と祝ってもらい、 うれしかった。 今後も大きな字を書いていきたい」 と話している。
(丹波新聞より)