2011年9月17日(土) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

柏陵同窓会の元会長、植田憲雄さん(83歳)が、去る9月15日(木)午後2時18分、ご逝去されました。

葬儀・告別式は、9月17日(土)13:30から、丹波ひかみ農協JA会館こもれびで行われます。喪主は植田茂樹さんです。

生前の氏の同窓会に対する多大な貢献に感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します。

追悼 「母校に大きな贈り物」 柏陵同窓会長 芦田 拓雄

 植田先生は豪快でありながら、人に対して細やかな心配りのできる人だった。
 私は平成2年から6年まで柏原高校の教頭を務めたが、その間に柏原高校創立100周年記念として同窓会館の建設が持ち上がった。ところが、当時、同窓会長だった吉見文憲先生が急逝されたため、植田先生に白羽の矢が立ち、会長をお引き受けになった。
 会館建設を話し始めたころは、景気が良かった。しかし、募金を始めるころには景気に陰りがさし始め、阪神淡路大震災も発生した。そんな悪条件の中にあっても、3億円近い募金を集めることができたのは、植田先生の手腕はもちろん、お人柄によるところが大きい。植田先生の教え子をはじめ、周りにいた人たちが先生を懸命に支えた。それは先生の人柄にほれこんでいたからだろう。
植田先生はお若いころ、短距離の選手として活躍され、柏原高校教諭としても陸上部顧問として全国レベルの選手を育てられた。また、柏高教諭時代、米国のケントメリディアン高校との交換留学にご尽力されるなど、国際親善にも足跡を残された。
 今、柏原高校の生徒たちは、各種の教育活動は言うまでもなく部活動の合宿などでも同窓会館を頻繁に活用している。植田先生のご尽力で母校に大きな贈り物ができたことを改めて感謝し、ご冥福をお祈りします。

コメントをどうぞ


CAPTCHA