2011年6月27日(月) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

校閲:佐々木 信綱  作詞:上原 延蔵  作曲: 犬童 球渓


麻の如くに乱れつる       世をば鎮めし織田公の
威烈残りて山水の        姿うるはし柏原
偉人の霊をなつかしみ     自然の精に交らひて
教の園に高潔の         精神養ふ楽しさよ
あゝ幸多きわが健児       あゝ幸多きわが健児


木枯すさぶ朝またぎ       学窓書にいそしめば
理知の輝き明かに        進取の気象燃ゆるかな
雲の峯立つ夕つかた      道場練武に務むれば
腕のししむら力充ち       剛毅の気魄踊るかな
あゝ頼もしきわが健児      あゝ頼もしきわが健児


文化の潮漲りて         知識の浪はさかゆれど
悲しきかなや敦厚の      士風はややに濁りゆく
われらは道義の国つ民     母校の庭に溢れたる
至誠の泉傾けて         広く四海を清めなむ
あゝ任重きわが健児       あゝ任重きわが健児


窓に聳船山は          理想の神にさも似たり
霞に流るゝ柏川は        希望の淵に通ふなり
いでや四百のますらをよ    七尺去って師の影を
踏まぬ教の道踏みて      母校のほまれに世に揚げむ
あゝ天晴れのわが健児     あゝ天晴れのわが健児

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