2013年11月23日(土) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 高校卒業と同時に父が創業した石材店を継ぎ、 今年で60年の節目を迎えた。 東京五輪が行われる7年後に会社はちょうど100周年に。 「それまでは元気でいたい」 と笑う。 現在、 全国石材技能士会長を務める。

黄綬褒章 森田太一さん

丹波市山南町谷川 石彫工 森田太一さん(高5)(78)

 石工の道に入った当時は、 石を彫るノミの手入れから始まり、 その仕上がりがその日の仕事を左右した。 職人の腕が評判を呼び、 仕事に結びつく時代。 「何よりも人より腕を磨くことが目標だった」 と振り返る。
 県石工技能士会長を務めていた2005年、 技能士の全国グランプリに、 それまでなかった石材部門を設けてもらおうと働きかけ、 08年の神戸大会で実現した。 「若い職人の励みになり、 業界に活気が出た。 よい仕事をさせてもらったと思っています」 と、 技術の継承と後進の指導に愛情を注いでいる。

丹波新聞より)

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