2025年6月05日(木) | by 本部サイト編集 コメントする

 篠山吹奏楽団は、7日午後6時から田園交響ホール(丹波篠山市北新町)で「サマーコンサート」を開く。高校生との合同演奏があり、同市内の篠山産業、篠山東雲、篠山鳳鳴の3高校に加え、初めて柏原高校の吹奏楽部も出演する。総勢108人のステージとなり、心を一つに迫力のある演奏を響かせる。入場無料。
 これまでの合同演奏は丹波篠山市内の高校に声をかけていたが、柏原高校にも丹波篠山出身のメンバーがいることを知り、参加を打診した。
 第1部は高校生ステージで、各校がそれぞれ1~3曲を演奏。第2部は篠山吹奏楽団のステージで、童謡の「はと」をテーマに世界旅行を表現した吹奏楽曲「はとポッポの世界旅行!POPPO POPPO」など3曲を披露する。

 第3部は合同ステージ。「マードックからの最後の手紙」「高城山の空は燃ゆ」の2曲を演奏する。「高城山―」は昨年、楽団発足45周年と定期演奏会40回を記念して作曲を依頼した委嘱作品。中世から始まる丹波篠山の歴史ロマンを表現したドラマチックな楽曲となっている。
 全員での合同練習は4月以降2回行い、今月1日は柏原高校内の同窓会館「柏稜会館」で音を合わせた。同高吹奏楽部の高階玲奈部長(3年、山南中出身)は「大人と一緒に演奏する機会はあまりなく、目指す方向を示してもらっている。大人数なので全方向から音が響いてくる感じがする。盛り上がりのピークの“音圧”を楽しんでほしい」と笑顔。
 川﨑宏紀団長(65)=丹波篠山市打坂=は「高校生たちが、将来の音楽文化の担い手として育ってくれることを願っている。コンクールという勝負を目指すだけではなく、一生の楽しみとして吹奏楽を続けてほしい」と話していた。同楽団事務局

(丹波新聞)

コメントをどうぞ


CAPTCHA