2023年1月14日(土) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 

 柏原高校書道部(10人)の1、2年生8人が12月26日、同校に近隣の小中学生を迎え、一足早い書き初めを行った。同部員が先生となり、崇広小学校の1年生から柏原中学校の2年生までの8人の参加者にマンツーマンで書道のこつを伝授していた。挑戦したお題は、冬休みの宿題として出された課題。締めくくりには、参加者それぞれの最初の一枚と、最も良い出来の一枚を対比して掲示。わずか1時間足らずの指導により上達が目に見えた参加者たちは満足げだった。

 コロナ禍前までは、書道パフォーマンスなどを通じて大勢の人にその魅力を発信しコミュニケーションも図れたが、コロナ禍以降は作品展示にとどまり、地域と交流する機会が失われていたことから、まずは少人数から魅力発信に努めていこうと初めて企画した。
 部員たちは参加者の横に立ち、筆の持ち方をはじめ、「雑に書かない」「とめや跳ねはしっかりと」「全ての文字は右上がり」などと的確なアドバイスを送っていた。
 中学2年の男子生徒の指南役を務めた副部長の黒田遥香さん(2年、氷上中出身)は、「日頃、中学生と接することがないので戸惑っている」と苦笑いし、「でも素直に聞いてくれて、少しこつを伝えただけで見る間に上達してくれたので、うれしかった」と笑顔だった。
 「美しい空」の課題に、筆を走らせていた小学4年の長澤恵美花さんは、「習字が苦手なので少しでもうまくなればと参加した。優しく教えてもらえたおかげで結構自信が持てる字が書けた」と喜んでいた。

2022末書道部書き初め
柏原高校書道部の手ほどきで筆を走らせる参加者

(丹波新聞)

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