2014年7月01日(火) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 柏原高校3年の畑祐希さん (山南中出身) が、 丹波市と友好関係にあるワシントン州ケント市の公立高校に交換留学生として派遣されることが決まった。 交換留学生の派遣は8年ぶりで、 畑さんは8月から来年6月までの約10カ月間、 現地でホームステイする。 「語学力を身につけ、 日本の文化も伝えたい」 とはりきっている。
 同校とケント市との交換留学は1966年から毎年続いていたが、 2007年を最後に、 希望者がなかったり、 受け入れ側の条件が合わないなどを理由に途絶えていた。

交換留学生 畑さん

8年ぶりの交換留学生となることが決まり、期待に胸を膨らませる畑さん=柏原高校で

 洋楽や映画を通じて海外にひかれていた畑さん。 中学時代にケント市への短期留学を経験したり、 高校では修学旅行で台湾へ行ったことが、 さらに憧れを強くした。 早くから交換留学を希望する意思表示をしていたところ、 交換相手との調整がつき、 実現した。
 将来は、 外国人に日本語を教える教師になるのが夢。 「短期留学では、 よいところしか見られない。 高校時代を海外で過ごせば、 教師になる上でプラスになる」 と、 留学を決意した。
 短期留学した際、 食事の前に 「いただきます」 と手を合わせると、 ホームステイの受け入れ家族から 「宗教か?」 と聞かれた。 「手を合わせることがあたり前に育ってきたし、 誇りにも思っていたが、 うまく説明できなかった」 のが心残りという。 今は現地で伝えようと浴衣の着付けを修業中で、 「海外と日本との共通点と相違点を客観的に見てみるのも楽しみ」 と目を輝かせている。

丹波新聞より)

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