2014年3月25日(火) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 柏原高校の体育講師、 松本隆貴さん (23) =春日町長王=が、 4月29日に大阪市中央体育館で行われる 「全日本都道府県対抗剣道優勝大会」 (全日本剣道連盟主催) に、 兵庫県代表として出場する。 全国の実力者が集うレベルの高い大会で、 「チームのために黒星をつけないようにがんばりたい」 と意気込んでいる。 強豪、 鹿屋体育大学 (鹿児島) 2回生の時にも同県予選に出場したが敗退。 2度目の挑戦で、 自身初めての全国大会の切符を得た。
 全日本は、 先鋒から大将まで7人が出場する。 それぞれ▽先鋒=高校生▽次鋒=大学生▽5将=18歳以上35歳未満の者―などと決められている出場資格ごとにトーナメント戦 (4分間、 2本先取) が行われ、 優勝者が県代表となる (大将のみ県連盟の推薦者)。

兵庫県代表として出場する松本さん

剣道の全日本大会に兵庫県代表として出場する松本さん=柏原高校で

 1月に神戸で行われた予選で、 松本さんは 「中堅」 (出場資格=教職員、 年齢制限なし) のトーナメントに出場。 準々決勝では、 昨年の優勝者と対戦し、 メンとドウを決めて勝利。 準決勝では春日中時代の1学年上の先輩、 宮崎琢士さん (社中学) からメンを決めて決勝に進んだ。 「ここまでくれば優勝しなければ」 と奮起。 延長までもつれたが、 開始すぐの一振り目でコテを決めて、 出場者約30人の頂点に立った。
  「『もう一度、 優勝しろ』 と言われても、 一生かかっても無理」 (松本さん) と思うほどの大会。 「優勝できるなんて思っていなかったので、 リラックスして試合に臨めた」 という。 昨年11月ごろから、 構えがしっくりきて、 落ち着いて相手が見られるなど、 「うまく言えないですが、 感覚的にいい感じだった」 と言う。 優勝を決めた時も 「自分で驚いた」 と笑う。
 柏原高校の選手たちと練習をともにし、 丹波市剣道連盟が開く練習会 「木曜会」 にも参加。 「丹波市にはすばらしい先生方がおられ、 学ぶことが多い。 また、 今回の大会でも高校生たちと練習していた技が出せた場面もあった」 と関係者に感謝する。 「全国の超一流の選手と対戦する可能性もある。 丹波市で剣道をしている子どもたちの励みになるような結果が残せれば」 と話している。
 松本さんは、 小学3年生で剣道をはじめ、 春日中学、 柏原高校をへて、 同大学へ進学した。

丹波新聞より)

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