2013年12月30日(月) | by 柏陵ウェブ編集部 コメントする

 柏原高校インターアクト部が丹波市内在住の日系ブラジル人の生活について調査しまとめたレポートが、 東京家政大学生活科学研究所が募集した 「生活をテーマとする研究・作品コンクール」 で努力賞を受賞した。 アンケートだけでなく、 聞き取り調査を行った点などが評価されたという。
 レポートのタイトルは 「日系ブラジル人の生活実態―丹波市在住者への聞き取り調査から」。

インターアクト部努力賞受賞

コンクールで努力賞を受賞した柏原高校インターアクト部=同校で


 昨年、 1~2年生の20人が、 来日して17年以上になる市内の日系ブラジル人6人に聞き取り調査を実施。 来日した理由や生活面の支障、 日本に来てよかったことなどを聞いた。 レポートでは、 「市内在住のブラジル人は、 日本人の友人も多くでき、 助けられながら生活をしている。 だが、 市役所での手続きや病院での診察時には、 日本語でのコミュニケーションに不安を抱えている人もいる。 そのような場面では、 日本人が積極的にサポートをする必要がある」 などとまとめた。
 山内里奈部長 (2年) は 「聞き取りは、 雑談を交えるなど工夫した。 全国で評価してもらえてうれしい」 とほほ笑んでいた。 このレポートは今年2月にも、 県地域研究コンクールで最優秀賞を受賞している。
 また同部は、 外国人への聞き取り調査のほか、 日本語教室での外国人小学生の学習支援などの活動が評価され、 このほど 「ボランティアスピリット賞関西ブロック賞」 を受賞した。

丹波新聞より)

コメントをどうぞ


CAPTCHA